~前回に引き続き、ドールハウスを初めて作ったときの思い出話です~
中国製キットのため、説明書も中国語で書かれていたので、
説明書はイラストだけを見て、あとは直感で作っているだけに、作成過程における失敗談が多め。
それでも何とか形になったあたり、キット自体は、よくできてると思います。
一から図面を引いて木材をカットとか、初心者にはハードル高いし。
雑な性格でもできるミニチュア製作記とでもすべき内容になっていますので、初めてドールハウスを作ろうとしている方には、多少は役に立つ…かも?
経験者やDIYの得意な方は…まぁ生温かく見守ってください(∀`*ゞ)
ベランダの手すりになる木材パーツも、長さが微妙に違ったり、木材から切り取った跡が残っているので
長さをそろえて、きれいにヤスリをかけます。たぶん100均の紙ヤスリでもOK。
そもそも、キットに入っている木材のパーツは、全部ヤスリをかけて綺麗にするのがお勧めです。
削る系の作業は粗目(#80~#100くらい)、
ササクレを綺麗にしたり、平らにする作業は中目(#120~240くらい)と、
だいたい、2種類のヤスリで作業しました。
あとは細目の紙ヤスリ…ですが、実はあんまり使ってない(゚∀゚)
仕上げに細目のヤスリを使ったほうが、綺麗に仕上がるはずです。たぶん。
ヤスリをかけたら、塗装もやり直します。
アクリル絵の具を塗ったあとに、アクリルスプレーを薄く吹き付けて、色落ちを防止します。
これらの作業だけで、私は3週間くらいかかってしまいました。(休みがなかったのもありますが)
屋根になる板も、色が微妙に違うので、同じ色に塗り直しました。
(製造ラインがバラバラだったのかな?)
この時点で、ちゃんと屋根を裏面まで塗っておくのが正解だったのですが、この時点では気づきませんでした。
天窓?の内側も塗ってなかったので、白く塗っておきました。
ちょっと白いアクリル絵の具がはみ出していますが、窓枠を貼る範囲内に収まりそうなので問題ないです。
(↑適当)
屋根・外壁と外側が終わったら、次は壁と床の作業です。
キットに付属していた壁紙と床紙(?)は使いませんでした。
床面は、ホームセンターで買った家具の補修テープを貼り付けました。
紙に印刷した木目よりも、リアル感がお手軽に出せたような気がします。
壁紙は、100均で売っているリメイクシートです。
何にでも合うようにシンプルな白にしたのですが、わりと薄いシートだったので
元の板の色が透けてしまい、シートを2枚重ねで貼ってごまかしました。
壁紙に関しては、
厚手のリメイクシートを選んで貼るか、内側の壁を先に塗装しておくべきたった…という失敗。
そもそも付属の壁紙を使えば済む話ではありますが( ゚∀゚)
もう1点、この段階でやっておけばよかったのは、カーテンレール&カーテンの取り付け。
壁床を組み立ててからだと、けっこうやりづらかったので…
壁紙と床材を貼ったあとは、窓を接着しておきました。(壁を寝かせた状態で接着するほうが安心だったので)
ここでの失敗は、窓になるプラ板は、乾くと透明になる接着剤を使うべきだった事。
100均のプラスチック製品用の瞬間接着剤を使ったら、接着跡が白くなってしまいました…(´;ω;`)
↑100均のレース風シールを上から貼って隠しましたが、白くならない接着剤を買うほうがいいと思います
窓はスライドできませんが、それっぽく見せられるように、両面テープで貼り付けてあります。
テープを剥がして貼りなおせば、窓の開閉も可能。
玄関?の庇になる板は、この時点で貼り付けたのは失敗。
壁板を全て接着してからでないと、位置がおかしくなります。
この場合は、はみ出した部分を削ることで対処しましたが、要らん手間が増えてしまいました。
壁の一部だけ先に接着してしまったため、床との角度が合わず…
壁・床は一気に組み立てるのが正解のようです。
まぁやってしまったものは仕方がないので、
接着面に木工用ボンドを塗った床板を力ずくで突っ込んで、布団ばさみで固定してみたところ、
だいたい何とかなりました。
壁・床が接着できたら、屋根も接着します。
木工用ボンドで接着して、ハウスに乗せたら養生テープで固定し乾かします。
玄関ポーチ?部分は、先にタイル柄のリメイクシートを貼っておけば、組み立てるのは適当。
微妙に大きさが合わなかったのがドア部分です。幅は細すぎて、高さは大きすぎ。
高さは何度か削って調整したあと、白のマニキュアで薄く塗装して合わせましたが、
幅は、できるだけ太くなるよう、マニキュアを塗り重ねましたが、それでも足りず。
(ピンポイントで塗装したいときはマニキュアが便利でした。100均ので充分です。)
そもそもドアを開閉する金具が無いこともあって(部品の入れ忘れではなく、そういう構造の模様)
ドアをシールで接着して開閉可能にする方法で、見た目もごまかしておきました。
屋根の裏側も、壁紙と同じシートを貼って、梁になる木材を貼り付けました。
ちょっとズレても目立たないのでキニシナイ。
(↑接着が弱かったので貼りなおせました)
屋根の飾りになるパーツが1個だけ見当たらないため自作。
その辺にある空き箱を切って貼り合わせ、ちょうどいい厚みにしてから、足りない部分の形にカット。
あとはアクリル絵の具とスプレーで塗装したら、見た目には何とかなったような気がしなくもないです。
そして、この屋根飾りを貼り付ける作業で、屋根を裏面まで塗っておくべきだったことに気づきました。
養生テープでマスキングしてから、アクリル絵の具を塗り、スプレーするという二度手間…
ここで窓を仕上げておきました。
まず、鎧戸?になる部分を塗装しなおして組み立て、貼り付けます。
大きさが合わない部分は切って、小さいパーツが見当たらないのは、割り箸を削ってそれっぽく。
そもそも開閉しない飾りなので、サイズ感とかはキニシナイ。
窓に100均のペーパーフラワー(たぶんラッピング用)を植えたら、かなり華やかになりました。
セットに入っていた花は、葉っぱとつぼみを切りとって使っています。
よくわからないけどオサレ感のある段差も、リメイクシートを貼っておきました。
(ほんとに全然、付属の壁床シートを使わなかったなぁ私…)
取っ払って撮影する事もあるだろうと、あえて固定はせず。
カーテンレールを掛ける部分は、キットに付属しているウッドビーズを使わずに、ホームセンターで小さいヒートン金具を買いました。
小さすぎて脆いためか、取り付け時に折れて難儀しましたので、取り付けたい部分には、先に画鋲で穴をあけておくほうが良かったのかもしれません。
カーテンレールは、キット付属の針金だと細くて柔らかいので、アクセサリーパーツ店で太めの銅線を買ってきたのですが、それでも柔らかかったので、丈夫な針金を探すほうがいいかもしれません。
カーテンレールを止めているのは、100均のビーズです。
カーテンを掛ける金具には、キットに丸カンが付属していますが、
私は窓・ドアすべてにカーテンをつけたかったので、丸カンを買い足しました。
ドアも、内側には取っ手がつかない仕様でしたので、100均のビーズを取っ手がわりに貼り付けています。
(写真に写っているサービングカートはシルバニア小物、
椅子とティーカップは、1/12サイズのミニチュアを探して買ったものです。)
もうだいたい出来てる感はあるのですが、電気をつけたり、家具を作ったりする作業が残っていますので、
続きは後編にて。